金融リテラシー・マップを読み解く-概論-(第5回)

前回の記事で金融リテラシー・マップに定められている4つの分野の1つである「金融知識及び金融経済事情の理解と適切な金融商品の利用選択」について解説しました。 

今回は当該分野における5つの分類の1つである「金融取引の基本としての素養」について解説していきます。 

目次

金融取引の基本としての素養 

金融リテラシー・マップにおいて、「金融取引の基本としての素養」には、「契約にかかる基本的な姿勢の習慣化」、「情報の入手先や契約の相手方である業者が信頼できるものであるかどうかの確認の習慣化」、「インターネット取引は利便性が高い一方、対面取引の場合とは異なる注意点があることの理解」が含まれます。金融商品が溢れる中で、その情報の正確性を検証する力が求められています。 

各年齢層において求められる力 

各年齢層において求められる「金融取引の基本としての素養」については、別の記事でも解説しますが、例えば、高校生であれば、成年年齢に達することの契約における意味を理解することが挙げられています。成年年齢が引き下げられたことで、高校生でも多様な契約が行えることになった点が考慮されていると考えられます。 

どの年齢層でも金融取引を行う上で、契約内容を正確に検討する力は重要となるため、長期的な視点で金融取引の基本としての素養を養うことが重要になります。 

次回は5つの分類の1つである「金融分野共通」についてみていきます。 

おわりに

Linkardでは、「おかね」のプロである公認会計士・ファイナンシャルプランナーが広範な実務経験は勿論、豊富な講師経験を基に金融リテラシー養成に向けた金融教育サービスを提供しています。身近なトピックを用いて、出張授業オンライン等の様々なスタイルで提供させて頂くため、楽しく、わかりやすく学ぶことができます。

また、Linkardでは金融教育講座の実施に限らず、金融教育コンテンツ作成、講座・イベントの企画・運営まで幅広い支援を行っております。そのため、金融教育に関してノウハウがいまいちわからないなどのお悩みを抱える企業・教育機関のご担当者様もお気軽にお問い合わせください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次